内容説明
ぼくは夏休み、大すきなおじさんちで過ごすことになった。が、びっくり。新しいおじさんの家はおばけ屋敷だったんだ。夜ふけにとまっているはずの時計が動きだしたり…。そのうえ、とってもふしぎな、世にもめずらしい“おしゃべりキノコ”までみつかったのだ。ところが、大すきなおじさんに大ピンチが。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
紅独歩
1
冒頭、『ふしぎなキノコ大図鑑』という非常に魅力的なアイテムが登場する。ウサギの耳に生えるウサギキノコや、年老いた亀の甲羅に生え長寿の効があるという竜宮キノコ等、実に楽しい。「おしゃべりキノコ」もそのうちの一種で、革靴に生え動物と人間が同時に食べると会話が可能になる、というもの。惜しいことに、その後は「聞き耳頭巾」的な展開になってしまい、マニアックな匂いは消えてしまう。シリーズ化されていたら、いろいろ楽しめただろうに残念！2013/02/19
