出版社内容情報
やさしい少女エバに引きとられたトムは、幸せなときを過ごしますが、それもつかのま恐ろしいグリーに売られて悲しい運命に・・・。
内容説明
シェルビー家ではたらく、つよくてやさしいトム。まっ黒なはだがつやつやした、大きなからだのトム。ジョージぼっちゃまや、クローばあや―。みんなを愛の心でみまもるトムに、おそろしい運命が…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
どら母 学校図書館を考える
12
思えば、アンクルトムの小屋は、初読み。 今度は、完訳に挑戦しよう。2017/11/10
紅花
9
ある日、息子に「お母さん奴隷って何?」と聞かれた。奴隷という言葉は知っていても、実際どんなふうなのか?分からなかったらしい。それで、思いだした本。でも、これは良いお話が多くて、ちょっと過酷な現実が少ないとは思ったけど、奴隷制度の入り口と思って借りてきた。息子は何となく分かったような、でも戦争と同じで、実感が湧かないみたい。2018/02/26
チロル
7
図書館本、母選。私「これ、実在の人物伝?」/母「違うよ」 このお話を題名さえも知りませんでした。米国の名著らしいです。米国は白人、黒人から 成り立っている国である、その歴史が少し解りました。奴隷トムじいや は人が良すぎるんだよ、優しすぎるんだよ。こちらが胸が苦しくなるくらいに 人が出来すぎてるよ。少しくらい嫌だって言えばいい。自分に正直に辛い時は辛いって言っていい。家族、大切な人を守るために… 自分を守ること は、必要なんだよ😢 国籍とか肌の色で決めるんじゃないよ、心だよ。トムじいやは 美しすぎます🍀2023/11/25
take
3
子ども向けに書かれた本だからそう見えるのかもしれないが、「トム(黒人)=心優しき人」という描き方自体が黒人に対するステレオタイプの表出のように思え、なかなか話に入りこめなかった。元の本を読んでみないとわからないが...。2018/09/12
ひとみ
3
トム、始めのお屋敷では頼りにされ家族で幸せに暮らしてたのに(奴隷なんていってもこんなもんなのかと思ってました)、売られた南部では人間扱いされない家畜以下の扱いでしたね。にも関わらず仲間を思い誇りを捨てず、その根本には聖書があり、キリスト教、宗教って凄いと思いました。トム、めちゃ聖人!この本が南北戦争の、奴隷解放のきっかけにもなったとか。もう少し詳しくこの物語を読んでみたいです。2015/11/08
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