出版社内容情報
ヨーロッパ旅行へでかけたケティは、イギリスやフランスの文化にふれて、毎日おどろきの連続です。そして、ネッドというすてきな男性に出会い、ケティのあたらしい旅がはじまろうとしています。
内容説明
この本は、少女ケティを主人公としたシリーズの第3作目です。ケティは5人の弟妹の長女として、母のない家庭の主婦がわりとなり一家のきりもりをしています。そこへ思いもかけず父のカー先生の患者であるアシー夫人から、ケティにヨーロッパ旅行へ同伴してほしいとの相談がもちあがりました。招待でヨーロッパへいかれるなど、ケティのためにはこんないいチャンスは二度とないでしょう。わが家は妹のクローバーにたのんで、ケティはアシー夫人とエミーといっしょにヨーロッパ旅行へと出発しました。史跡のおおいロンドン、フランスのパリ、ニース、そしてイタリアへと楽しい旅がつづきます。そしてそのあいだにさまざまの事件が起こるのです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
なー
3
シリーズ3作目。ケティはご近所の若く美しい未亡人の信頼を得てヨーロッパ旅行に一緒に行く事に。今でも海外旅行は大変な事も多いけれど、当時の旅行は比べ物にならない程大変なんだろうなあ。でもそれを補っても有り余る程の何かがあるからこそ、皆、まだ見ぬ世界に憧れて旅をするんだね。ところで帯に「ちょっとおこりんぼうなケティ」とあるけれど、ケティが怒りん坊な所なんて、ありましたっけ…?2025/01/17
ayame@児童文学感想中心
0
ケティの従姉(きれいだけど性格があまり良くない)とケティについてアシー夫人が弟のネッドに言った言葉。「お菓子は美しいけれど、それだけでは生活できない。地味だけれどもパンのある毎日が大切」の言葉が忘れられない。(手元にないので、違っていたらすみません。)この本がシリーズの中で一番好きだったなあ。
rimi
0
小学校のときに大好きだった本を、捨てるために再読。ケティシリーズは、この3作目がいちばん。2010/02/20