出版社内容情報
かみの毛が赤くて、顔にはそばかすがいっぱい。“にんじん”とよばれ、孤独にたえる少年の姿に、家族の愛を考えさせる名作。
内容説明
おかあさんは、すえっ子に、“にんじん”というあだなをつけて、よんでいます。かみの毛が赤くて、かおにそばかすが、いっぱいあったからです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
退院した雨巫女。
7
《私-図書館》にんじん君、私のうちにおいで、一緒に暮らそう。2017/12/13
ぬのさと@灯れ松明の火
3
記憶以上にひたすら虐待のエピソード……。母だけが虐待したように解説では書いてあるけど、父だって充分、毒親だよ。2015/01/20
ひがし
2
『「やい、いじわる女。ぼくは、おまえが大きらいだ。」』一度は読んでみたかった『にんじん』。最後は希望が見える終わり方でよかった。児童書ながらいろいろと考えさせられる。2017/01/13
外野伽夜
1
家族から「にんじん」と呼ばれている男の子の話。母親から精神的な虐待(他の子は可愛がるがこの子だけ可愛がらない)を受けており、他の家族も助けずに過ごしているので、にんじんは孤立しています。著者であるルナールの幼少期のエピソードを基にしているということで、苦しくなります。こちらは低年齢向けにリライトされたものなので、他のバージョンも読みたいと思います。2019/10/04
Mieru
1
子どもの頃読んだ記憶があったけれど、記憶以上に残酷なストーリー。児童書仕立てでこうなので、原作はもっと酷いのかな。これを著すことによってルナールは何を伝えたかったのかな。この作品自体は、こんな文章書きたいなーと思わせるようなクラシックでのんびりとした雰囲気…声に出して読みたい感じでした。2013/11/16