出版社内容情報
ケティは、遠い女子校に入学することになりました。はじめての寮生活は、なれないことばかりで大きな誤解もうけますが、信頼でむすばれたあたらしい友だちもできて、みのり多い一年となります。
内容説明
この物語は、ケティを中心に、アメリカ合衆国東部の学園生活がえがかれています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
なー
2
小学生の頃、大好きだった本。昭和全開の四畳半の畳の部屋に布団を敷き詰めて兄弟姉妹と雑魚寝をしていた私には、ベッドに香りのよい花綱を下げるとかモスリンのドレスとか、外国の暮らしぶりが想像もつかないけれど、ものすごく素敵に見えて何度も繰り返し読んだ。久しぶりに読んだら、男子大学生に「あなた達は窓から僕らの方を覗かないですね。そういうのが本当のレディです」と褒められる所に少し違和感を覚えた。この大学生、自分は女学生の方を見ているということ…?「凍りかけた穴の開いた丸いお菓子」には憧れる。どんなお菓子なんだろう。2025/01/14
sa-ki
1
足の機能が回復したケティは、妹のクローバーとともに家から遠く離れた寄宿学校へ入学。厳しい先生たち、愉快な友人たち、濡れ衣を着せられた悔しい事件など、悲喜交々の1年間。長身のせいで相手にとっつきにくさを感じさせるケティよりも、社交的なクローバーのほうが主人公のよう。2013/04/22
ayame@児童文学感想中心
0
ケティとクローバーの寮生活の話。新しい生活、かけがえのない友達を得て充実した生活を送っていた時に起こる事件。どんな境遇に陥っても、前向きでいる大切さを初めて教えてくれた本。小学生の頃大好きな本でした。可愛い挿し絵も大好きでした。
まっちゃき
0
『すてきなケティ』と同時に読了。気取り屋なのに大食漢のリリーが憎めない。小学館本では「海綿」となっていて小さいころは謎だったが、ここでは「スポンジ」となっていたのが、時代を感じた。2013/09/23