内容説明
子どもたちからみると、先生はからだも声も大きく、なんでもよく知っていて、自分たちにできないことを、なんなくやってのけるすばらしいおとなです。先生は子どもたちのあこがれを集めていますが、ときには不満の対象になることも事実です。その不満をことばや行動にあらわすことは、わたしたちが思っているほどたやすくありません。ほとんどの子どもたちが小さな胸の奥にたたんでいるのが現実でしょう。そうした子どもたちの気持ちをすくいあげて作品化した13編です。
目次
先生の宿題
ないた魔女先生3年生
すき・きらい・デブコン
ぼくは給食優等生
とどけられたおべんとう
恐怖のいのこり
先生、病気になってください
放課後のキック・オフ
だいじょうぶだよおとうさん
終わりまで、話きいてよ
ただいま、1名
元気なおいも
先生、男の勝負だ!