内容説明
ジェームズ・ヒルトンは、リース校からケンブリッジ大学に進み、優秀な成績で卒業した後、作家をめざし、10年の修業時代をへて、作家としてデビューしました。その記念すべき処女作といえるものが本書です。まだ無名だった32才のときに、グレン・トレバーという筆名で出版したもので、原題は「殺人はあったのか?(Was It Murder?)」です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かずちゃん
5
古典ミステリーと、言われている。 ポプラ社版だから、完訳ではないだろが、内容が、面白かっただけに、かなり、省略されてるようで、そこが残念だった。2017/10/25
永田 誠治
2
これも子どもの頃、地元の図書館で気にはなってきたけど、なかなか読了に至らなかった物の一つ。棚にこんなタイトルあったら気にならないわけがない(笑)。いわゆる寄宿学校内で起こる連続殺人。ザ・本格ですよ。それに作者は『チップス先生さようなら』のヒルトンだとはビックリ。しかもかなりの名作。これ子どもの頃に読んでたら、ミステリー観に大きな影響を与えるだろうな。挿絵は当時の人気の折原みと。色んな意味で子どものころの想いに一つ終止符を打てたような清々しい気持ちになった。2020/06/14