出版社内容情報
みんなにいじめられて、旅にでることを決心した、みにくいあひるの子。けわしい旅のおわりに見つけたのは、何だったのでしょう!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
コウメ
42
小学校の時に読んだ。絵に書いてなんかやったのは覚えている。内容は非常によかった。なつかし〜童話はこれしか知らない。他になかったし、なぜかこの1冊。2019/10/02
十六夜(いざよい)
17
なんだかあひるの子のあまりの不憫さにずっと暗い気持ちだった。生まれた時から虐げられ、いく先々でいじめられ、世の中なんて腐った奴が多いんだろう…と子供が思わなきゃいいが。最後にざっくり"白鳥になったからには幸せさ!"という押し付けはどうかと思う。でも幼い頃の経験があるからこそ、人に優しく出来そうだね。2019/04/23
退院した雨巫女。
12
《書店》醜いってそんなに悪いのか?でも、白鳥になれてよかった。2011/09/01
だんだん
6
アンデルセンの童話。 この童話は「容姿が美しくなったからいじめられなくなった」という話ではない。自分の居場所を見つけることが出来たからいじめられなくなったのである。 醜かろうがすぐれていようが、異物は爪弾きにされる運命だ。 白鳥は単なるメタファーに過ぎず、 今居る場所がなじめない人やなかなか認められず苦しむ人々に(そこに筆者自身も入っていたのかもしれないが)向けて、 自分を認めてくれる場所を探し続ける大切さについて説いた作品なのではないかと思う。2018/10/21
biba
6
なんとも切ない話。切なすぎる。子どもならまだしも、大人までひどい!そして美しくなったら手のひら返しか!今の世の中もその通りなんじゃないかと思うと、さらに悲しくなる。自分の子は、いじめに荷担することがないように育って欲しい。2015/02/20