感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
May
0
思い出した。中学校の国語の授業でこの作品が取り扱われていたのだ。子供の可能性を潰した残酷な話。 瓢箪に凝っていた清兵衛は自分で瓢箪を磨いたり、口を切って種を出したり、栓も自分で作ったりしていた。 しかし、周りの大人は他の人の大きくて立派な瓢には称賛するが、清兵衛の平凡に見える瓢に関心を示さず、しまいには立派な大人になれないと叱りつける始末。 しかも、教員が「到底将来見込みのある人間ではない」と言って、清兵衛の母に食ってかかるところなど、今では考えられない。教員が親に強気でいられる時代だったのか。2020/09/20
