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出版社内容情報
女の子にばけて山からおりてきた子だぬきと、じてんしゃにのった少年との心のふれあいを、あたたかく描いた物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yomineko@ヴィタリにゃん
60
可愛い子だぬき。人里に降りたくてたまらないがそのままの姿じゃマズイのでお母さんに可愛い女の子に化かしてもらう。が、しっぽが残ったwww自転車で転んだ少年の擦りむいて血だらけのひざをしっぽで洗ってあげるという優しさ。仲良くなって自転車の後ろに乗せてもらって、帰るけど、、、姿がタヌキにもどってて笑ってしまった。とても素敵な物語です😊2023/07/13
とよぽん
46
これぞ名作、傑作、素晴らしい絵本に出会うことができてうれしい。読友さんの感想で知った。このようなことは、ほんの少し昔にきっとあったと思う。人間と自然が、すれ違って触れ合って互いを幸福感で満たす。昭和52年(1977年)ポプラ社発行。絵もとてもよかった。素朴な田舎を描いた中にも、♡マークがいくつも出てきて・・・。この少年、好きだわ~と思った。子だぬきの優しさも。2023/05/27
はる
45
これは好き~。可愛らしくてあたたかい。杉浦さんの素朴な絵が楽しくて、どのページも思わず微笑んでしまいます。最後のページも素敵でほっこり。2016/06/01
ぶんこ
42
文も絵も初めての作家さん。文も絵もほっこり、しっとりしていて素敵でした。女の子に化けた子だぬきと少年、どちらも優しくて愛らしい。転んで怪我をした少年を助ける為に、思わずシッポを使ってしまった子だぬき。タヌキと分かっても、感謝の気持ちを表す少年。いいなぁ。佐々木さんのあとがき文章が気品に溢れていて美しいのに感嘆。2016/09/09
ぼりちゃん(旧 aiaimo`olelo)
33
あああ〜!なんて素敵な物語だろうか。安房直子さんを思い出すような優しいメルヘン。 山すそを通る自転車に陽が当たってキラリと光るのがお気に入りで、それを山の茂みからそっと見るのが大好きな子だぬき。そんな子だぬきがお母さんたぬきと1つだけ約束をして、ちょっとした冒険に出ます。 言葉や口には出していないけれど伝わってくる優しい感情がこの絵本にはたくさん詰まっていました。最後の場面の後ろ姿はもうキュンキュンたまりません! 子も読みながら、「あーっ!?」「にこにこ☺️」と豊かな顔を見せてくれました。 8歳2023/05/21