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出版社内容情報
空気がなくなる日がやってくる。町も村も大さわぎ。あれやこれやと考えてもうまい方法はなかなかみつからない。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
50
5分間だけ、この地球上の空気がなくなるという話に、村中の人々が右往左往する。ガセネタにいつの時代の人々も翻弄されますね。1999年のノストラダムスの大予言は子供心に怖かった。でも親は全く慌てていなかったな~。その時の私が親世代なら、旦那は間違いなく慌てるだろうな。私はポーカーフェイスを装い、あとは諦めるはず。今はネット上でのガセネタで、昔以上に翻弄されそう。2020/12/04
とよぽん
48
読友さんの感想を読んで。岩倉政治・文、二俣英五郎・絵。1975年初版、私が読んだのは2008年27刷だった。岩倉政治さんは富山県ゆかりの作家だが、このような素晴らしい絵本を作っていらしたとは全然知らなかった。ある年の7月28日に5分間だけ空気がなくなる。そんなうわさが村に広まり・・・。うわさの怖ろしさよ。フェイクニュースに振り回される大人たちの姿は、現代も変わらない。子どもたち、物事の真偽を見極める聡明さを磨いて!2022/03/12
ヒラP@ehon.gohon
37
5分間だけ地球から空気がなくなるなんて、ありえない滑稽噺に真剣になってしまう人間の思考構造を、思いきり笑い飛ばせませんでした。 これまでに、愚にもつかないうわさ話を真に受けて大混乱になったことがあるからです。 嘘だと思っていてことが、いつの間にか現実味を帯びて、善意から流言流布の片棒を担いだことだってありました。 コロナウイルスによるパンデミックだからこそ、感じることの多い本かもしれません。 でも、一人生き残ったって、どれだけ意味があるのだろうと考えるに至った、多くの人の「悟り」には考えさせられました。2022/03/06
モリー
37
以前、この本を読んだことを思い出したので記録。
びわこっこ
34
情報化社会でフェイクニュースが問題になっているが、昔からデマが世間を騒がすことはあったようだ。空気が5分間だけなくなる日が来るという噂が学校の校長先生から子どもたちや家庭に広まって大騒ぎ! 5分間だけ空気を吸わずに我慢したり、ゴムチューブに空気を保存したりといろいろ試みるが、結局、その時が来ても、空気はなくならず、何事もなく過ぎた。情報の正しさをどのようにして確認すればいいのか、今一度、考えてみたい。2024/11/21
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