- ホーム
- > 和書
- > 児童
- > 創作絵本
- > 民話・神話・古典絵本
出版社内容情報
花をさかせる術が得意な魔法使いの少女プン。ところが、プンのとうさんは風をおこす術が得意なのです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
風里
9
継続は力なり、とはまさにこういうこと。 お父さんがすべてを台無しにしていくけれど、それも含めて成長していく。 不条理に負けるな!2019/04/07
遠い日
5
小さな魔法使いの女の子、プンは60歳。魔法使いの世界ではまだまだ、子ども。そんなプンがようやくうまく使えるようになった魔法と、おとうさんの得意な魔法は相容れないもの。この二人の関わりかたがおもしろい。いくつになっても我が子は、心配なもの。そんな親心がユーモラスに描かれ、プンの気持ちの動きもいきいきと描かれ、楽しいお話。今江さんのあとがきには、この作品に対する愛情が覗く。上野紀子さんの絵の背景で、いろんな顔をしているお日さまが好き。2014/09/25
ヒラP@ehon.gohon
5
スマートな良い子のお話しです。 あまりにまとまり過ぎていて、ちょっと物足りないのですが、登場人物をとんがり山の上に立たせた上野紀子さんのメルヘンチックな絵がお上品に仕上げています。 女の子向けの絵本だと思います。 2012/12/14
あるちゃ
3
なんていうか… 「いい話だ!!」ってならないところが今江祥智さんですね。 プンのおかあさんの「ひとつだけでいいから、ちゃんとできるまでやってごらん」の言葉が好きです。 でも女の子らしく、って覚える魔法をさりげなく指定しちゃうところは好きじゃありません。 おとうさんがそよ風になったのは…年のせい? それとも子供に心配がいらなくなって心穏やかになったせい?2012/11/11
読生
2
歳をとったのかもしれないが、それは円熟味が増したというやつだろう。 力強さばかりが能じゃない。 娘が花なら父は風、日々研鑽を欠かさないのが大切よ。 でもやっぱり、現代では使えないかな…。 「女の子らしく」の根拠のなさが際立ってしまう。 2024/10/03