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出版社内容情報
むかし、ある山奥に火を喰うと伝えられて、村人に恐れられていたお婆が住んでいました。ある夜とうとう村へあらわれるようになり・・・。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
はる
43
娘を火事で亡くした悲しみから火くいばあになった婆と、幼い頃に母親を亡くした女の子のお話。火くいばあは村を襲うが、女の子の顔を見た婆は…。子供を失った婆と母親が恋しい女の子の想いが切ない。福田庄助さんの郷愁を誘う絵が良い。2026/02/21
Cinejazz
17
〝むかし、むかし、ある山奥の貧しい村に<かよ>という娘が、弟と二人で暮らしていた。かよが、まだ小さかった頃、おかあは死んだ。ふちの欠けた赤いお椀で、おかあは、かよに、三度の飯を食べさせてくれたものだった。おかあがいなくなってから、かよは、赤いお椀を抱えていれば、いつか、おかあが、戻ってくると思っていた・・・。そのころ、火を見つけると、とびかかって火を喰うという<火喰い婆>の話が広まっっていた。ある夜、とうとう村に現れるようになり・・・〟昔話の記憶を膨らませた、哀しさと優しさの火花散る、情愛深いお話し絵本。2026/04/29
ヒラP@ehon.gohon
9
山奥の村で母を亡くした貧しいかよと、火の気を求めて駆け回る火くいばあの心の通いあいが、切な く響いてきました。火くいばあとかよとの共通項は、共に知っていた「ひっこしおばあの うた」という数え歌。 赤いお椀は火の象徴のようです。 最後に火くいばあは優しい顔でお椀の中に消えていきま す。「くわひょうくわひょう」という風のイメージも素晴らしいと思いました。福田庄助さんの 絵にも哀愁たっぷりです。 次第に姿を明らかにしていく火くいばあを、一見がさつに 見える絵の中に、風のようにして描いていました。2015/01/11
あるちゃ
4
人々を苦しめたのは、子を思う母の心。 そして、村を助けたのは、母を慕う娘の心。 火くいばあが思う子と娘が慕う母は別人であったけど、思いの強さが同じだったのかな? めでたしめでたし。2012/05/25
きょう
2
かよの気持ちも火くいばあの気持ちも切なくて一回目に読んだときは泣けた。寝る前に読むとじーんと染み渡るお話。2024/10/05




