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出版社内容情報
母のいないのぼるはいつも母の夢をみている。ある夜、信号灯の青がそまったような青い馬があらわれるが・・・。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
吉田あや
28
月の半分は昼、残りの半分は夜に大きな揺り籠のような小屋で踏み切り番のとうちゃんと過ごす、のぼる。ビスケットのかわりに桑の実を食べ、山奥の小道で馬にまたがって駆けることを夢見た。青白く光る線路が綺麗な川の流れのように伸びて、信号の色に染まった列車が赤に、オレンジに、美しい青に染まる。青い谷間で見た母の面影。彼岸のあわいで生まれた子馬との夢のように暖かで幻想的な交流。光の青に包まれる静謐で美しい物語。2014/04/08
Sayaka
6
絵もお話も何とも不思議な感じ。青い馬はお母さんだったのかな?2020/04/13
ちどり
4
美しいノスタルジー。 今江祥智氏のお話と 宇野亜喜良氏の画は さようなら子どもの時間以来だな。 いいとうちゃんのいるのぼるは かあちゃんを知らない。 ともだちもとうちゃんもいない夜 青い子馬がやってきた。 この本の登録数が20しかなくて 絶句。 うそほんとに? とても美しくて よい絵本なのに。 こころがじんとします。 贖いたい本。2019/07/19
ぱちょ
3
このシリーズうまく感想言えないけどじーんとします。深い感動を覚えます。2017/01/09
あるちゃ
3
絵が…ちょっと怖かったです。 お話の不思議な感じを怖がる子もいるかも? というか、自分が子供だったら怖いと感じたと思います。 青い馬は、小さな男の子が成長するためのきっかけの象徴なのかな?2012/03/01