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出版社内容情報
「とうがらしやまのうさぎはとうがらしやまのうさぎ。すぎやまのうさぎがなにしるべさ」だれでも知っているうさぎとたぬきのお話。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
pino
58
息子(中3の頃)の英語の宿題、授業にやって来るアメリカ人の先生に日本の昔話を紹介しよう。お題は「かちかちやま」で、あらすじを、英訳するというもの。どんな、内容だったかな。イタズラたぬきがいて、うさぎが、こらしめる。たぬきの背中に火を付けて、からしを塗って、泥の舟に乗せて。う、うさぎさん、かなりの執念。たぬきは、どんな悪さをしたっけ。畑を荒らして、おじいさんに捕まって。まあ、定番だな。で、おばあさんを殺し・・て、ばばあ汁にして、おじいさんが知らずに食べた・・どう訳す?松谷さんバージョンで、ばばあ汁は省いた。2012/08/22
ぷれば
27
少しマイルド風味な、かちかちやま。読み比べてみるのも、おもしろい。幼心にタヌキが可哀想、と思った記憶がうっすらあるが、あらためて読むと、これは酷い。この時代は、餓えと背中合わせであり、今以上に作物を荒らし、さらには善良なばあさまを騙して殺すとは、言語道断。日本の昔ばなしは、奥が深い。大人になってから読むと、また違って見えてくると再認識。 2016/04/27
naolog
6
図書館にて。最近のかちかちやまの中には、おばあさんも死なない、復讐を行わない、そんな話もあるそうな。一見優しいのかもしれないが、隠しても良いことなぞないと思うがなぁ…。この本は昔ながらの三段構えでたぬきは沈んでいった。2025/11/12
うっきー
6
お盆の帰省にて読み聞かせた本。 我が母の買った絵本、リアルな画風かつシュールなタッチのものが多く私の根暗な要素ここにあったか・・・。と、合点。 孫にあたる娘には、もっと夢やユーモアのある絵本を与えよう。2015/08/16
seraphim
6
今の子供達は、昔話に触れる機会が少ないと聞き、姪達に読むことにした。私が記憶しているお話だと、タヌキがおばあさんを殺した後ばば汁をつくり、おばあさんに化けて、帰ってきたおじいさんにばば汁を食べさせる。というものだった。昔話は口伝えで長く語り継がれてきたもの。今も残っているものは、それだけ人々に愛されいるということだ。変に残酷だからといって、結末を変えているものは、本当のお話の意味や世界観を壊すことになると思う。2013/07/26




