感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えふのらん
2
信長記と差別化するためか司馬遼太郎風を目指したのか、どちらかは不明だが武功よりも人格、特に実業家としての秀吉を強調していている。訳者の言うとおり本来の太閤記はキャラクターチックなのかもしれないけれど、清洲城の三日普請や薪奉行を強調しても、それはそれでビジネス書風になってしまうのだから如何なものか、と思ってしまった。あと逸話が貧乏臭い。文学が仏教説話や朝廷の権威から解放されたからこその物語なのだろうけれど、それが単なるビジネスマンの立身出世モドキというのはちょっと悲しい。2022/07/02
サチ
0
太閤記。