マクロエンジニアリング叢書
21世紀の水とコメ―地球における水の循環と循環型食糧「コメ」

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  • サイズ B6判/ページ数 141p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784590012124
  • NDC分類 517
  • Cコード C0033

内容説明

20世紀は石油に代表されるエネルギー資源の時代だった。21世紀は環境の時代といわれ、循環型社会が提案されている。循環型資源の代表である水資源と循環型食糧といわれるコメについて考える。

目次

第1章 21世紀は水の世紀(地球における水の循環と利用;水はすべての生命体の源 ほか)
第2章 21世紀のコメ(「国際コメ年」(二〇〇四)で、日本の稲育種を回顧
稲育種戦略の展望 ほか)
第3章 水田稲作共生システム(アイガモ農法の今昔;「ブランド米」と「ブレンド米」 ほか)
第4章 循環型社会の稲作システムの模索―無農薬・無化学肥料の自然栽培によるコメ作り(「世田谷・松代棚田プロジェクト」の出発;「世田谷・松代棚田プロジェクト」(一年目の取り組み) ほか)

著者等紹介

綿抜邦彦[ワタヌキクニヒコ]
1932年生まれ。60年東京大学大学院理学系研究科化学博士課程中退、東京大学助手、助教授、教授を歴任。93年定年後、立正大学教授、東京大学、立正大学名誉教授、南極地学専門委員、環境庁環境保全審議会委員などのかたわら、日本地球化学会、日本温泉科学会、マクロエンジニアリング学会の会長を務める。専門は地球化学、環境科学、環境経済学。理学博士。2005年より中央温泉研究所理事長、現在にいたる

都留信也[ツルシンヤ]
1933年生まれ。61年北海道大学大学院農学研究科博士課程修了。北海道大学農学博士。65年東京大学応用微生物研究所講師。75年農林水産省農業技術研究所化学部土壌微生物研究室長。89年同省熱帯農業研究センター所長。96年日本大学生物資源科学部総合研究所(国際地域研究所)教授。96年日本農学アカデミー会員。06年日本農業工学会フェロー。生態環境研究者として研究・教育・国際交流に貢献

秋吉祐子[アキヨシユウコ]
1943年生まれ。73年慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程単位取得満期退学。88年より聖学院大学政治経済学部政治経済学科教授に就任。93年10月に法学博士の学位を取得。2000年「MACRO REVIEW」にて農業面における中国の環境政策を執筆。現在の専門分野は「循環社会論」を意識した「比較政策論」で、現代中国を中心とする環境政策の国際比較論、食糧安全保障政策について教鞭を取る

増子隆子[マシコタカコ]
1942年生まれ。70年慶應義塾大学商学研究科博士課程単位取得満期退学(商学修士)。71年より(財)地域開発研究所にて地域政策の調査・策定。88年(株)シーダー設立、地域の価値発掘に取り組む。2000年循環型社会に適した水処理技術の発掘と導入、安全な農業生産の検証と実践のため、NPO法人環境デザインセンター設立、副理事長。04年安全な食の発信基地「自然食の健康食卓」を開設(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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