出版社内容情報
人口減少や大災害などの課題に直面する現代日本社会にあって、行政は何ができるのか。大規模な社会変化の中で、自治体や地域社会における様々な課題に注目し、政策の形成と実施の実態、それらを取り巻くアクターの対応を捉えつつ、「答えなき自治」の価値決定の難しさを考える。
【目次】
はしがき
序 章 社会科学と社会とのレリバンシー [真山達志]
コラム1 社会が頼りにする研究について [岩城和宏]
◆第Ⅰ部 課題の変化―答えなき自治はどこへ行き着くのか
第1章 観光政策とオーバーツーリズム [上田誠]
第2章 空き家問題 [伊藤慎弐]
コラム2 韓国における消滅危機地域の事例 [安善姫]
第3章 コロナ禍における保育所の休園判断 [加藤洋平]
第4章 少子化社会における教育問題 [尾原弘恭]
第5章 公民館減少と住民自治 [藤井功]
第6章 デジタル化がもたらす国と地方の見えない隔たり [小林塁]
第7章 スマホ化する行政サービス [髙橋克紀]
第8章 自治体の事業をどう見直すか [壬生裕子]
コラム3 基礎自治体が重点化を図るべき政策分野は [戸政佳昭]
◆第Ⅱ部 手段の変化―対立する自治をどうしたらいいのか
第9章 重要伝統的建造物群保存地区選定と日常生活 [川北泰伸]
第10章 公園から考える公共サービスの民営化 [有本新]
第11章 自治と核燃料税 [山谷清秀]
第12章 公的結婚支援 [森裕亮]
コラム4 メディア環境の変化と行政広報のあり方 [棟方禎久]
◆第Ⅲ部 アクターの変化―揺れる自治を誰が担うのか
第13章 自治体DX人材をめぐる終わりなき旅 [田中優]
コラム5 制度を駆使する職業 [落合洋人]
コラム6 孤独・孤立と文化芸術のちから [山内富美]
第14章 地域共生社会の実現は可能なのか [林沼敏弘]
コラム7 統括保健師の可能性 [細井秀彦]
第15章 コミュニティが担う教育 [黒澤寛己]
第16章 地域と大学の連携 [内田和寿]
コラム8 「地域のお作法」はアップデートできるか [加藤良太]
第17章 動員による地域開発 [中嶋大輔]
コラム9 変動期における議員の役割 [成田政隆]
第18章 広域連携 [野田遊]
コラム10 〈組織〉をどこからどう捉えるのか [正木卓]
◆第Ⅳ部 稼ぐ自治?―事業性か公益性か
第19章 地方鉄道の存廃問題と自治体行政 [丸山武志]
第20章 スタジアム・アリーナ整備 [内藤正和]
第21章 イベント誘致による地域開発 [向山昌利]
コラム11 災害廃棄物への対処 [前田伊瑞実]
第22章 「ふるさと納税」による自治体間競争 [入江容子]
内容説明
人口減少、未曽有の大災害やパンデミック、生成AIの発展など、私たちが生きる社会は大変革期に突入した。行政はどう使命を果たし、政策をどのように設計していけばよいのか。本書は、これまでにない社会変化の中で、自治体や地域社会で生じているさまざまな出来事や問題に注目して、政策の形成と実施の実態、それに関わるアクターが変化をどう受け止め、対応してきたのかを捉えつつ、「答えがない自治」の世界の価値決定の難しさを考える。ゼミでのディスカッション・ディベートにも最適の一冊。
目次
序章 社会科学と社会とのレリバンシー―研究者としての矜持(真山達志)
第1部 課題の変化―答えなき自治はどこへ行き着くのか(観光政策とオーバーツーリズム―観光客か、住民か(上田誠)
空き家問題―所有権か、収益性か(伊藤慎弐) ほか)
第2部 手段の変化―対立する自治をどうしたらいいのか(重要伝統的建造物群保存地区選定と日常生活―伝統文化の保護か、生活の充実か(川北泰伸)
公園から考える公共サービスの民営化―都市公園の管理運営を担うのは、行政か民間事業者か(有本新) ほか)
第3部 アクターの変化―揺れる自治を誰が担うのか(自治体DX人材をめぐる終わりなき旅―組織の論理か、住民の視点か(田中優)
地域共生社会の実現は可能なのか―住民か、それとも専門職か(林沼敏弘) ほか)
第4部 稼ぐ自治?―事業性か公益性か(地方鉄道の存廃問題と自治体行政―地方鉄道運営は採算か福祉か(丸山武志)
スタジアム・アリーナ整備―事業性か、公共性か(内藤正和) ほか)
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