出版社内容情報
古代・中世から近・現代に至る経済思想や影響を与えた周辺思想の生成・発展の過程を、各思想・人物のポイントや相互関係をおさえつつ、丁寧に読み解く。「環境問題と利益」や「経済への政府介入」など、現代的課題を考える有益な示唆も与える。
目次
第1章 古代・中世
第2章 イギリス革命期の思想ならびに重商主義
第3章 スコットランド啓蒙とアダム・スミス
第4章 リカード、マルサス、J.S.ミル
第5章 ドイツ古典派、ロマン主義、フリードリヒ・リスト
第6章 ドイツ歴史学派
第7章 マルクス主義と社会民主主義
第8章 限界革命とその周辺
第9章 ケインズ経済学と新古典派経済学
第10章 アメリカにおける制度進化の経済学
補論1 幕末・明治時代における経済学の輸入と確立
補論2 ホモ・エコノミクス観の成立・席巻とその意味
著者等紹介
原田哲史[ハラダテツシ]
1958年生まれ、大阪府にて育つ。福島大学経済学部卒業後、名古屋大学大学院経済学研究科博士前期課程修了・後期課程進学後、ドイツ・フライブルク大学大学院経済学研究科博士後期課程修了。四日市大学経済学部教授を経て、関西学院大学経済学部教授。著書『19世紀前半のドイツ経済思想:ドイツ古典派、ロマン主義、フリードリヒ・リスト』ミネルヴァ書房、2020年(第6回進化経済学会賞)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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