出版社内容情報
「生きた」労働安全衛生法学を体現した体系書として、制定経緯や条文解説に加え、適用の実際を重視。法政策学や行政の監督指導、企業実務に貢献する。各条文の趣旨のほか、制度史、適用の実際(関係判例、監督指導実務)、関係規定にも言及。規制の趣旨と課題を深く理解し、法目的の実現に向けて努力するという理念が込められた大著。編者が独自に整理再編した概要を付した。労働法に関わる実務者必携の書。
目次
1 概論と整理再編(概論:安衛法の来し方行く末;現行法制度の背景と趣旨の整理再編;逐条解説の整理再編)
2 安衛法制定を後押しした災害と制定経緯
3 逐条解説(総則;労働災害防止計画;安全衛生管理体制 ほか)
著者等紹介
三柴丈典[ミシバタケノリ]
1971年愛知県東海市生まれ。1999年、一橋大学大学院法学研究科博士後期課程修了、博士(法学)。同年に近畿大学法学部講師、2002年に同助教授、2007年に同准教授、2012年に同教授となり、現在に至る。専門は、労働法及び労働安全衛生法。2011年4月より2021年3月まで厚生労働省労働政策審議会安全衛生分科会公益代表委員。これまでに厚生労働省の検討会の委員等を歴任し、2014年7月には衆議院厚生労働委員会で、労働安全衛生法の改正について、参考人を務めた。2012年に一般社団法人産業保健法学研究会を設立、2020年に日本産業保健法学会を設立した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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