出版社内容情報
「刑罰はなぜ刑務所収容という形態をとるのか」という刑事政策の起点となる問いを手がかりに、刑法学等の刑罰をめぐる言説の理論的相違を整理。フランスの哲学者ミシェル・フーコー(1926-84)の『監獄の誕生』(1975)後における刑罰学のあり方を展望する。
目次
第1章 講義『処罰社会』での分析
第2章 『監獄の誕生』を読む1―刑罰改革と規律社会の到来
第3章 『監獄の誕生』を読む2―犯罪性概念と違法慣習
第4章 フーコーの分析と犯罪学の言説
第5章 フーコーの分析と刑罰学の言説
第6章 『監獄の誕生』後の刑事政策
著者等紹介
赤池一将[アカイケカズマサ]
1956年生まれ。中央大学法学部、同大学院、エクス・マルセイユ第三大学第三期(博士)課程DESU(1986)、高岡法科大学教授を経て、龍谷大学法学部教授。その間、ポー大学(2009)、ポワチエ大学(2015、2019)、エクス・マルセイユ大学(2018‐2019)の各客員教授、法と刑事制度に関する社会学研究センター(CESDIP、パリ)客員研究員(2009‐2010)、日本犯罪社会学会理事、フランス語圏刑事法学者会議副会長を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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