出版社内容情報
一党支配体制下の中国における電気通信事業改革で、官僚組織がいかにして事業者を統制下におき、自ら臨んだ政策を決定・遂行できたのか。中国の官僚組織が中央指導部や事業者への相互作用を通じて影響力を行使していく行動メカニズムの特徴を、限定合理性を用いて解明する。
目次
序 本書の目的
第1章 官僚組織行動の分析視角
第2章 郵電部と所管副首相の対立―中国聯通の設立認可過程
第3章 郵電部と所管副首相の相互作用―中国聯通のサービス確定過程
第4章 情報産業部と首相の対立から協調への転換―中国電信の再編案の策定過程
第5章 情報産業部の事業者間調整―固定電話事業者の携帯電話サービス参入過程
第6章 情報産業部・工業情報化部と最高指導者の協調関係―事業者再編案・3Gサービス営業免許発給の決定過程
終 中国共産党による一党支配体制下の官僚組織行動
著者等紹介
佐々木智弘[ササキノリヒロ]
1967年兵庫県生まれ(香川県出身)。1990年筑波大学第三学群国際関係学類卒業。1994年慶應義塾大学大学院法学研究科修士課程修了。2017年南山大学大学院総合政策研究科博士後期課程修了、博士(総合政策)取得。1994年~2014年日本貿易振興機構アジア経済研究所研究員。2014年~2021年防衛大学校人文社会科学群国際関係学科准教授。現在、防衛大学校人文社会科学群国際関係学科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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