内容説明
2015年4月25日、ネパールの首都カトマンズ周辺を襲った大地震の影響で、エベレストでも大きな雪崩が起きました。本書は、40年前世界ではじめて女性としてエベレストに登頂し、ネパールを第二の故郷とし、この震災でシェルパたちの村を案じている、日本を代表する登山家の田部井淳子さんが半生を語ったものです。世界7大陸最高峰登頂者である田部井さんの初登山は、小学4年の那須岳。体育が苦手な自分でも一歩一歩登れば頂上に辿りつけると気づき山好きに。青春の挫折を山に救われたこと、親友の遭難、雪崩で死にかけたエベレスト登頂裏話から、子育てと登山の両立の苦労、末期ガンを山に登りつつ克服したことなど、山と歩いて得た感動秘話を語ります。田部井さんは福島県出身のため、2012年から毎夏、東日本大震災の被災地福島の高校生を富士山の山頂に連れて行くという活動を展開しており、本書の印税の一部もそのプロジェクトに寄付します。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Yamazon2030
46
2016(32)読了世界で初めてエベレストを登頂した女性の田部井さんの半生のダイジェスト版。図書館にあったので借りました。癌になっても山に登り続ける姿に感動。田部井さんのこと、もっと深く知りたくなりました。2016/07/19
嘉江☆海★山♫
9
これまた素敵な素晴らしい本★に出逢いました!ありがとうございます!!70歳を超えた人生の大先輩、しかも女性!温かい愛がいっぱいつまっていました。『幾たび出会った笑顔と涙 月日重ねた命 ここまで乗り越え辿り着いた すべて愛の力 優しさ溢れる大きな愛に 守られ続けた私 いつもすべてを包まれていた 恵みは贈り物なの』2016/02/21
のり
7
エベレストに女性として世界初登頂に成功。「山登りは競争ではない。ゆっくりでも一歩一歩進んでいかなければ頂上には辿り着けない。しかし、その苦しい一歩も必ず終わる時がくる。その一歩のために、またこの一歩を進め、と自分に言い聞かせつつ、私は歩き続けた。」アイスフォールのクレバス帯は写真だけでも怖かったです。「幾たび出会った笑顔と涙。月日重ねた命。ここまで乗り越え辿り着いた。すべて愛の力。優しさ溢れる大きな愛に守られ続けた私。いつもすべてを包まれていた恵は贈り物なの」2017/05/21
lila*
6
【図書館】女でも、母親でも、いくつであっても、例え病気でも、それは問題ではない。なんでもできるんだと思えた。それだけ打ち込めるものに出会えたことがうらやましい。山に登りたくなるというよりは、自分の生き方を考えさせられた。2018/03/04
まさちゃん
4
田部井淳子さんの、歩みのダイジェスト版かな。70歳を超えて、がんとも闘いながらも、山を通して人とのつながりを大切に前向きな生き方は素敵だ。2015/07/14
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