出版社内容情報
「戦後民主主義」とは何か。自由民権から大正デモクラシーに至る戦前の民主主義の思想と、戦後知識人や女性史の観点からみる戦後の民主主義の思想の分析を通じて、「戦後民主主義」の内容・特質を探究する。
目次
日本近現代史における「戦後民主主義」
第1部 戦前日本の民主主義の展開(戦前日本の立憲主義と民主主義;「君民共治」という思想―自由民権運動における政治参加と天皇の関係を中心に;吉野作造のデモクラシー論・再考;『中央公論』における一九三〇年代の議会政治論;大正デモクラシーと戦後民主主義―松尾尊〓の研究を中心に)
第2部 戦後日本の民主主義の諸相(住谷悦治と「戦後民主主義」―『京都新聞』『夕刊京都』における言論活動を手がかりに;「戦後民主主義」と丸山眞男;日高六郎と「デモクラシーの心理学」;『婦人民主新聞』(一九四六~五九年)に見る民主主義観―革新派女性たちによる啓蒙と実践
売買春問題と戦後日本の民主主義―売春防止法制定をめぐる国会と地方議会での議論を中心に
山田宗睦にとって「戦後民主主義」とは何だったのか
高橋和巳における超越的価値への志向―戦後民主主義のただなかで)
著者等紹介
出原政雄[イズハラマサオ]
同志社大学名誉教授
望月詩史[モチズキシフミ]
同志社大学法学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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