目次
序章 「全部義務者」の破産と主債権者の権利行使
第1章 主債権者の権利行使の諸相(旧法下における破産宣告後の一部弁済と主債権者の権利行使;破産宣告後に物上保証人等から一部弁済を受けた破産債権者の権利行使の範囲;主たる債務者による一部弁済と開始時現存額主義;複数口の債権と開始時現存額主義―最三小判平成22年3月16日を契機として;開始時現存額主義に関する一試論―イギリスを参考にして)
第2章 イギリス倒産法の手続的側面(倒産専門家制度について―イギリスにおける倒産実務家制度を参考にして;倒産債権の調査・確定段階における実質的考慮の可能性―イギリス法を参考にして)
第3章 求償権者の権利行使(無委託保証契約と事後求償権の破産債権性;破産手続における求償権者の取扱い;イギリスにおける保証関係の倒産手続上の取扱い)
第4章 破産手続における多数当事者の債務関係の取扱い(問題の確認;破産手続における多数当事者の債務関係の取扱いに関する試論)
終章「多数当事者の債務関係と破産」に関する規律
著者等紹介
小原将照[オハラマサテル]
1972年徳島県生まれ。学習院大学法学部卒、青山学院大学大学院法学研究科私法専攻博士後期課程標準修業年限満了退学。青山学院大学法学部助手、北陸大学法学部専任講師、岡山商科大学法学部専任講師、同助教授、東北学院大学法学部准教授、同教授を経て、南山大学法学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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