出版社内容情報
2019年改正動物愛護法の改正経緯や新法の仕組みに触れながら、ペット業界や愛護団体における不適正飼養の実態、殺処分ゼロのからくり、動物殺傷・虐待罪の課題点を明らかにする。閉じ込め飼育される畜産動物たちの福祉、密猟や環境破壊による野生動物の危機にも触れる。
目次
1 ペットビジネス:「物」扱いされる命
2 動物保護団体:道具にされる命
3 殺処分:翻弄される命
4 動物虐待:切り刻まれる命
5 畜産動物・実験動物
6 野生動物・環境問題
著者等紹介
杉本彩[スギモトアヤ]
1968年、京都市生まれ。女優・作家・ダンサー。公益財団法人動物環境・福祉協会Eva理事長。ペットや畜産動物の福祉の充実、野生動物の生活環境・地球環境の保全を目標に、立法機関や行政への提言や講演会など、様々な活動を展開。2019年の動物愛護法改正では、議員連盟のアドバイザーとして多大な貢献をした
浅野明子[アサノアキコ]
東京都出身。早稲田大学法学部卒業。弁護士(高木國雄法律事務所)。第一東京弁護士会環境保全対策委員会委員、日本弁護士連合会公害対策・環境保全委員会委員。ペット法学会会員、愛玩動物飼養管理士1級(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
manamuse
23
杉本彩さん。昔から好きでしたけど、この表紙の凛とした美しさ…カッコイイです。Evaの代表や京都のセンター長を務め、動物愛護のために尽くして多忙を極めてるようで…。誹謗中傷や身の危険もあるかもしれませんが、どうか無理せず頑張っていただきたいです。どにかく虐待に厳しい厳罰を望みます。2023/04/16
tokkun1002
12
2021年。作家が書いてくれると読み易い。ペットビジネスは問題だらけだね。安易に犬猫を飼うものではない。犬も猫も飼ったことがあるので良いことも悪いこともある程度分かっていると思っていたけれども。責任を持って最後迄、というのが自信ないのなら飼ってはならないんだよ。2021/11/09
ののまる
9
日本もちゃんと先進国並みの動物福祉国になってほしい。業界と議員の癒着って、命じゃなくて単なる自分のお金儲けのためですね。2023/11/01
柳水
0
日本という国の悪い面を見せつけられました。著者自身もそのために何度もやり切れない思いを抱いたんではないでしょうか。それでも、諦めず啓蒙し続ける著者の強さに感動しました。個人として何ができるか、どの団体なら信じられるか、まだまだわからないことばかりです。が、まず知ることから始めてみようと思いました。2025/03/17
-
- 電子書籍
- 赤かぶ検事奮戦記 蝋人形館の殺人 徳間…