出版社内容情報
巨大ロボットの登場するアニメ作品の世界と、玩具・ゲーム・観光といったアニメを超えて広がる巨大ロボットについて、社会学のアプローチで分析する。日本の文化における巨大ロボットとは何なのか、それに託して何が描かれてきたのかを明らかにする。
内容説明
荒唐無稽な想像力のなかを覗き込めば、社会の“リアル”がみえる。マジンガーZ、ガンダム、エヴァンゲリオン、パトレイバー…現実離れした「巨大な人型ロボット」を生み出してきた日本のアニメ。そのアニメの世界観とアニメから現実世界への延長(ゲーム・玩具・観光)を分析することで、戦後日本の社会を鮮やかに描き出す!
目次
第1部 「巨大ロボット」とは何か(巨大ロボットの想像力;持続する巨大ロボットアニメの想像力―新作TVアニメ放送作品数の年次推移から;海外におけるロボットアニメ事情―アメリカを中心に)
第2部 「巨大ロボット」を社会学する(巨大ロボットと身体―「人型」であることの意味;巨大ロボットとジェンダー―『機動警察パトレイバー』と働く女性の未来;「組織」としての巨大ロボット―巨大な力を支えるもの;巨大ロボットと宗教―「神にも悪魔にも」;巨大ロボットと戦争―『機動戦士ガンダム』の脱/再神話化)
第3部 「巨大ロボット」と現実世界(巨大ロボットとビデオゲーム―物語世界の接合を可能にする場の構造;巨大ロボットと玩具/模型―虚構を内部化/外部化するメディア;巨大ロボットと観光―現実・情報・虚構空間をめぐる想像力と創造力)
著者等紹介
池田太臣[イケダタイシン]
甲南女子大学人間科学部教授
木村至聖[キムラシセイ]
甲南女子大学人間科学部准教授
小島伸之[コジマノブユキ]
上越教育大学人文・社会教育学系教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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