出版社内容情報
マックス・ウェーバーの分析様式を通じ、アメリカ民主主義に底流する独自の価値観や伝統を考察。「禁欲的プロテスタント主義」「市民団体」などといったアメリカの政治文化の発展過程と、「分断」するアメリカの今を描き出す。
目次
はじめに
第1章 基盤1―初期アメリカ政治文化における禁欲的プロテスタント主義の礎石
第2章 基盤2―植民地アメリカ、初期アメリカ合州国とそれ以降のプロテスタント小宗派
第3章 アメリカ政治文化の集団を形成する「際立った力」―小宗派から19世紀の市民団体、市民活動圏、そして実践倫理的行動へ
第4章 19世紀後期から20世紀初期の政治文化―強い個人と小さな国家の組み合わせ
第5章 ウェーバーのモデル―20世紀におけるアメリカ市民活動圏の解体
第6章 補完的モデル―ウェーバーのモデルの展開
第7章 結論―アメリカ民主主義の精神の過去・現在・未来:マックス・ウェーバーの政治文化分析
補記1 ウェーバーのアメリカ旅行―見聞とその成果
補記2 『プロテスタントの倫理と資本主義の精神』―要約
著者等紹介
カルバーグ,スティーブン[カルバーグ,スティーブン] [Kalberg,Stephen]
ボストン大学社会学部教授
師井勇一[モロイユウイチ]
明治大学国際日本学部特任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。