出版社内容情報
自国の憲法解釈をする際に国際法規範を取り入れる方法のひとつである「参照」の正当性を、カナダ最高裁の実践手法から考察。自国の憲法解釈をする際に国際法規範を取り入れる方法のひとつである「参照」に焦点をおき、その方法と実態をカナダ最高裁の実践手法を具体的に明らかにしつつ考察。「参照」の正当性や司法の国際化にとっての「参照」の意義を探究する。日本の司法にも示唆を与える論考。
手塚 崇聡[テヅカタカトシ]
著・文・その他
目次
第1部 憲法解釈における国際法規範の「参照」(カナダにおける国際法規範の地位と「参照」;憲法解釈における国際的義務のない国際法規範の「参照」の展開)
第2部 国際法規範の「参照」の正当性とその限界(「参照」を支える憲法解釈理論とその限界;憲法解釈における「参照」の正当性とその限界;外国法および外国判例の「参照」)
著者等紹介
手塚崇聡[テズカタカトシ]
1981年(昭和56年)長野県生まれ。2004年(平成16年)立命館大学法学部卒業。2010年(平成22年)慶應義塾大学大学院法学研究科後期博士課程単位取得退学。椙山女学園大学現代マネジメント学部講師を経て、中京大学国際教養学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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