出版社内容情報
好調な経済状況、政府やNGOによる対策にもかかわらず、なぜフィリピンは貧困率が高いのか。対策が機能しない社会構造を考察する。
目次
序章 フィリピン貧困の現状と問題
第1章 貧困の構造的把握―グローバル接合レジーム
第2章 民主化後の貧困政策―体系化と制度化
第3章 貧困政策の展開―自由化の中での変容
第4章 国家と貧困政策―民主化とガヴァナンス
第5章 貧困と市民社会―参加と政治文化
第6章 貧困と市場―グローバル化と国内条件
第7章 家族・親族の生存戦略―貧困者の主体性
終章 結論
著者等紹介
太田和宏[オオタカズヒロ]
1963年愛知県生まれ。一橋大学法学部卒業。フィリピン大学社会科学哲学科留学。一橋大学大学院社会学研究科博士課程修了。神戸大学発達科学部講師・助教授、サセックス大学アジアアフリカ学部客員研究員、ウィスコンシン大学マディソン東南アジア研究センター客員研究員を経て、神戸大学大学院人間発達環境学研究科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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