障害とは何か―戦力ならざる者の戦争と福祉

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  • サイズ A5判/ページ数 200p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784589038456
  • NDC分類 369.27
  • Cコード C3036

出版社内容情報

戦時や戦後、国策において障害がどのように捉えられてきたのかを歴史的に検証する。障害者福祉政策の検討に有用な書。

藤井 渉[フジイワタル]
藤井 渉(花園大学社会福祉学部准教授)

内容説明

戦争の記憶を通して障害の捉え方にはどのような過去があるのか、政策では障害概念をどう認識してきたのかを歴史的に検討していく。

目次

第1章 軍事政策における障害
第2章 戦時政策における障害
第3章 社会政策における障害
第4章 障害者福祉における障害
第5章 障害概念はどこから来たか
第6章 戦争と障害

著者等紹介

藤井渉[フジイワタル]
1978年生。龍谷大学大学院社会学研究科修士課程修了/修士(社会福祉学)。四天王寺国際仏教大学大学院人文社会学研究科博士後期課程単位取得満期退学/博士(人間福祉学)。現在、花園大学社会福祉学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ゆう。

44
私たちの社会が障害にどのように向き合ってきたのかを考察するうえで、日本の戦前・戦時下において障害者がどのよう扱われてきたのかを考察することで考えることのできた良書だと思います。戦力にならなければ人として扱われないという思想や社会政策は、今日的には「生産力」にならなければ意味がないとする論理とも結びついているように思います。また「戦力」にならないものを排除する社会は「戦力」になることを強制する社会でもあります。とても考えさせられました。2018/07/24

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