週刊東洋経済eビジネス新書<br> 子育て世代の大問題~共働きサバイバル―週刊東洋経済eビジネス新書No.269

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週刊東洋経済eビジネス新書
子育て世代の大問題~共働きサバイバル―週刊東洋経済eビジネス新書No.269


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内容説明

働き方改革の実現へカギを握るのが共働きを続けやすい社会の仕組みづくり。だが、仕事と家事・育児の両立にみんな悩んでいる。
なぜ、夫婦の共働きがつまずくのか。夫の家事・育児参加の不足、職場の上司の無理解、保育園不足などなど。メディアでは頻繁に個別の事情が“犯人”扱いされ、やり玉に挙げられる。ただし、そうした個々の状況の背後に、より大きな社会構造の課題が横たわる。それは日本企業特有の雇用システムであり、根強い“専業主婦前提社会”の姿だ。
働く母の退職は、企業にとっても痛手だろう。人手不足が深刻化しており、人材流出は競争力低下に直結する。まず必要なのは、女性がどんな状況に置かれているか、その現実を見据えることだ。

本誌は『週刊東洋経済』2018年6月9日号掲載の27ページ分を電子化したものです。

目次

共働きを続けにくい日本社会の歪み
最初にぶつかる「保育園の壁」
はまると危険! マミートラック
保育園より高い「小学校の壁」
受験で続々退職 高い「小4の壁」
進まない職場の理解
悲鳴を上げる女性の体
「共働き」を脅かす介護のリスク
28歳がピーク? 若手女性の両立不安
共働き社員に言ってはいけないコトバ
イクメン志望者悩ます長時間労働とパタハラ
INTERVIEW 共働き時代をどう生きるか
立命館大学 産業社会学部教授・筒井淳也
足かせの中で共働き 子どもの数にも影響
ジャーナリスト・中野円佳
負担の多い日本の母親 発想転換が不可欠
認定NPO法人 フローレンス代表理事・駒崎弘樹
育児を社会全体で担い男性は家庭進出せよ
先進企業に見る 独自のチャレンジ
INTERVIEW 共働きを続けられる社会にどう変えるか
ワーク・ライフバランス 社長・小室淑恵
まずやるべきは社員の評価方法を見直すこと
慶応義塾大学 教授・鶴 光太郎
無限定正社員からジョブ型正社員へ転換を
INTERVIEW 共働き時代に国と企業ができること
総務相 女性活躍担当相・野田聖子
「共働きが当たり前」の時代に戻す
サイボウズ 社長・青野慶久
女性活躍のためには「男性非活躍」が必要