ヘイト・スピーチ規制の憲法学的考察―表現の自由のジレンマ

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  • サイズ A5判/ページ数 234p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784589038227
  • NDC分類 323.01
  • Cコード C3032

出版社内容情報

ヘイト・スピーチ規制をめぐる憲法上の議論を根源的に考察。「批判的人種理論」や「表現の自由の原理論」の、近年の動向を検討する。

桧垣 伸次[ヒガキシンジ]
著・文・その他

目次

第1章 ヘイト・スピーチ規制論における批判的人種理論
第2章 ヘイト・クライム規制をめぐる憲法上の諸問題
第3章 批判的人種理論(Critical Race Theory)の含意
第4章 連邦最高裁と表現の自由―アメリカの「特殊性」
第5章 ヘイト・スピーチ規制論と表現の自由の原理論
終章 日本の現状と課題

著者等紹介

桧垣伸次[ヒガキシンジ]
1982年広島県生まれ。2005年同志社大学法学部卒業。2007年同志社大学法学研究科公法学専攻博士課程(前期)修了。2012年同志社大学法学研究科公法学専攻博士課程(後期)中退。福岡大学法学部講師を経て、福岡大学法学部准教授、ニューヨーク大学ロースクール・アジア法研究所客員研究員、博士(法学)(同志社大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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鍵窪錠太郎

1
ヘイト・スピーチ規制について憲法学的なアプローチをした一冊。人種差別撤廃条約や各国の加盟、履行状況を書いた上でアメリカではどうなのかを論じている。判例、理論、学説などを踏まえ、最後に日本の現状と課題を述べており、また元ネタが博士論文とのことなので中々ハードな一冊だった。本邦で馴染みの薄い(というより言及がない)ヘイト・クライムへの言及も有ったりと、難しかったが得る物が多かった。日本国憲法はアメリカの影響を大きく受けているので、今後の議論の役に立つ、参考になりうるとは思う。2017/05/10

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