内容説明
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2003年の単行本発売以来、10刷を数えるベストセラーとなった同書待望の電子化。2002年にガンで先立たれたご主人=学生運動のリーダーだった藤本敏夫さんと獄中結婚を果たし、離婚の危機を乗り越えた夫婦愛、ガンとの闘いから死別までを赤裸々に綴る。孤独から立ち直り、今も心に生きる夫と共に新たな出発を決意する感動の書。著者の加藤登紀子さんは、国民的歌手であるとともに詩人・思想家であり、多くの著書をなした時代の語り部でもある。そのメッセージは、人々の心を揺さぶり、時代の貴重な記録としても長く読みつづけられるべきものである。
※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字サイズだけを拡大・縮小することはできませんので、予めご了承ください。 試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
目次
1 出発
2 運命
3 抱擁
4 選択
5 未来
6 永訣
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あすなろ
78
加藤登紀子氏の独特の声や唄の世界観は好きで比較的長年人より聴いている方だと思う。しかしながら、彼女の生き様やそれに関わる夫の事はよく知らなかった故、偶々この著書を古書の棚にて発見し読了。この御二方の知らない世界観や生活を瞠目を持って味合わせて頂きました。学生運動・獄中結婚から時代背景も併せ、人生を見せて頂きました。そして、久しぶりに加藤登紀子氏の唄を聴きながらの読書としました。あのお声や詞にはこうした背景があった訳ですね。2024/03/03
こやじ
2
とても深い愛、涙を止められませんでした。2018/01/25
夜郎自大
2
学生運動のリーダーであった旦那の壮絶な人生に揺さぶられる。
h
1
自身も深く学生運動に関わり、夫は全学連の元委員長で出所後には大地の会を設立し有機農法による栽培を実践し、千葉に小さな〈王国〉を築く。学生運動からグリーンムーブメントへという戦後の左翼の動向そのものを生きた人物の妻の証言としても大変面白い。
四つ葉
1
考え方も生き方も違う二人がお互いを見つめあう過程やことやご主人の生き方が感動だった2008/05/18