目次
第1章 外交の意義
第2章 外交交渉と国際会議
第3章 外交政策
第4章 外交と内政
第5章 外交と情報(インテリジェンス)
第6章 外交と軍事
第7章 ソフトパワーとパブリック・ディプロマシー
第8章 外務省
第9章 外交官
著者等紹介
山田文比古[ヤマダフミヒコ]
東京外国語大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yo
4
外交外交ってみんな一口に語るけど、そもそも外交ってなんだよ、っていう人のための入門書。これ一冊で、外交とは何か、外交官は何をしているのか、国益って何だ、軍事や情報との関連はどうか、等々「外交」というものに関する基本的な知識は身に着くので、少し興味がある人は読んでみるといい。結果、1人の外交官が自分の考えを実現しようとしたとしても、組織の大きな歯車の中で必死に走るしかないので、省内というか、関係者内での根回し的な努力にめちゃめちゃ時間を取られるなぁという印象はぬぐえない笑。2016/05/07
たこ焼き
1
国際社会で共有化される価値観(えてしてもっとも力のある国の価値観)に合わせて行動するようになる=コンストラクティビズム。国益とパワー=リアリズム。交流と貿易=リベラリズム。放射型外交=自分の影響力の増大。保護型外交=介入、侵入からの自らの領域の確保。妥協型外交=侵入介入から守る必要はないが、影響力増大は望んでおらず、ひたすら放射型外交を展開する国との付き合いを考えながら、自国の繁栄を追求する。発展途上国は政府が主導的に動く必要がある(かつてのドイツ、日本と同じ)そうするとビジネスも政治的になる。サブ=交渉2016/07/20
NANA
0
国際政治・外交を学ぶ入門書として非常にわかりやすい。国際政治の理論から始まり 外交に携わる機関の種類、外交政策が実行されるまでの過程、外交官の仕事内容などを簡潔にまとめている。外交官を目指す人はもちろん、純粋な読み物としてもおすすめ。広報や文化交流を用いた外交戦略(パブリック・ディプロマシー)についてもっと学びたい。2017/08/06