出版社内容情報
■企業成長は「人事制度の仕組み」で決まる
企業を成長させるためには、優れたビジネスモデルだけでは不十分。持続的な成長のためには、「人を活かす仕組み」、すなわち人事制度の構築が不可欠なのです。適切な人事の仕組みが整っていなければ、どんなに戦略が優れていても、その実行はままなりません。
■14社連続IPO達成“負けなし”カリスマ人事コンサルタントの知見
これまで、財閥系大手企業や官公庁、教育機関、ホストクラブの経営会社、そしてベンチャー企業まで、300社以上の人事制度構築を手がけてきました。とりわけ、IPO(株式上場)を目指す企業14社すべてを、上場に導いて分かったこととは?そのリアルな内情も明かします。
人事制度をゼロからつくり直し、他のコンサルタントでは見抜けなかった企業の「真の病巣」を発見し、完治に導く。そのスタイルは、まるで「人事の救命救急医」のようです。
■「人事制度マッピング」×「ソーシャルスタイル診断」
今いる人材と経営者が目指す方向が、マッチしていないことが原因でうまくいかないケースが多くみられます。
会社の状況を把握するため、そしてスタッフのことをよく知るために「人事制度マッピング」×「ソーシャルスタイル診断」といった手法で、現状を徹底的に分析。精査したうえで、どの制度を導入し、どの制度を廃止すべきかを判断します。これにより、的確で実効性のある制度改革が可能になります。
■規模ごとに全く違う人事制度のあり方
会社の成長フェーズや、従業員の性質によって、必要な人事制度は大きく異なります。よくある間違いは、海外の成長企業が導入した“流行”の制度を、安易に取り入れてしまうこと。
「〇〇社が成功したのはこの制度だから、自社でもきっと効果があるはず」
そう考える経営者は少なくありません。
しかし、制度というものは、会社のフェーズや組織文化に合っていなければ、まず機能することはありません。
■あらゆる企業に活かせる知見
こうした知見や手法は、ベンチャー企業やスタートアップに限らず、社歴の長い中小企業や大手企業の人事改革にも十分応用できます。
「ビジネスモデルは良いのに、なぜか成長が止まってしまう」
「人材は集まるのに、離職が多くて定着しない」
といった悩みを抱える企業にも、有効なヒントとなるはずです。
■人事制度は“無言のメッセージ”
人事制度とは、経営者が従業員に送る“無言のメッセージ”でもあります。
設定された人事制度が「どれだけ人と組織に向き合ってつくられているか」が成否を分ける。つまり、企業成長は「人事制度の仕組み」で決まる理由はここにあるのです。
【目次】
内容説明
14社連続IPO達成。社員がやめない、組織がまわる、文化が育つ。カリスマコンサルタントの脳内を公開。
目次
第1章 ベンチャー企業がかかりやすい、成長が止まる9つの“病”(パッケージ中毒、ガラケー体質、見栄っぱり…。困った“病”;成長するベンチャー企業の共通点とは? ほか)
第2章 「会社の成長が止まる病」はこう治す。人事制度改革 7つの症例(風が吹けば飛ぶかも。資金がなくても従業員をつなぎとめるには? 従業員数10~50人の場合;次の事業の柱、採用活動、人の壁…。会社のフェーズがガラリと変わる 従業員数50~100人の場合;ベンチャーから大人の企業へと変わる時期 従業員数100~300人の場合)
第3章 「会社の成長が止まる病」を治す。人事ドクターの思考プロセス(「会社の成長が止まる病」の原因を突き止め、完治させる4つのプロセス;制度は性悪説、マネジメントは性善説で ほか)
第4章 あなたなら会社をどう立て直す?人事制度改革ケーススタディ(内定辞退や退職者が続出。どうやって立て直すか?;技術者が高齢化する一方、若手が定着しない。どんな手を打つ?)
著者等紹介
村上亮[ムラカミリョウ]
株式会社kokonotsu代表取締役/社会保険労務士・潜水士。早稲田大学大学院経営管理研究科修了(MBA)。人事・労務・組織開発の専門家として、これまで300社を超える企業で社外取締役・非常勤監査役・人事顧問・CHROなどを歴任。特に成長フェーズのベンチャー支援を得意とし、支援先14社が連続でIPOを達成。一般社団法人日本人材サポート協会代表理事、株式会社Latte代表取締役も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。