目次
第1章 協約拘束範囲の縮小―変化の起点(労働協約システムの概要;協約拘束範囲の縮小とそれをめぐる紛争;労働協約システムの構造変化)
第2章 協約規制の個別事業所化―2004年プフォルツハイム協定とIGメタル(ブフォルツハイム協定の成立;プフォルツハイム協定からジーメンス社補完協約まで;「コントロールされた分権化」の困難;転轍の可能性)
第3章 協約交渉の対立先鋭化―2007/2008年小売業争議(小売業の変容;2007/2008年小売業争議の開始;小売業争議の展開と妥協)
第4章 協約賃金の低水準化―NGGと法定最低賃金(旅館・飲食業における低賃金と協約政策;食肉産業における低賃金と協約政策;NGGの法定最低賃金導入論―「協約自治」の壁;運動の展開と政治の変化)
補論 派遣労働と労働協約
著者等紹介
岩佐卓也[イワサタクヤ]
神戸大学大学院人間発達環境学研究科准教授。1970年広島市生まれ。京都大学文学部卒業。東京都立大学大学院人文科学研究科修士課程修了。一橋大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。2002年より神戸大学勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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