目次
序章 グローバル市民社会と援助効果―本書の課題
第1章 CSOの国際開発協力活動の研究の視角
第2章 援助効果とは何か―議論の経過
第3章 4つのプラットフォームの概要
第4章 援助効果の議論におけるCSOのアドボカシー活動
第5章 CSOの開発効果の規範づくり
第6章 援助効果の議論とCSOの独自性、政策・制度環境
終章 グローバル市民社会と援助効果―研究のまとめと今後の展望
著者等紹介
高柳彰夫[タカヤナギアキオ]
東京都生まれ。一橋大学法学研究科博士後期課程単位取得。NGO活動推進センター(現:国際協力NGOセンター=JANIC)パートタイム・スタッフ(調査研究担当)、北九州市立大学外国語学部国際関係学科専任講師・助教授を経て、フェリス女学院大学国際交流学部教授。またJANIC政策アドバイザーも務める。専門は国際関係論、国際開発研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Sanchai
0
そもそも援助効果について書かれた本自体が少ない中、市民社会(CSO)が国家中心だった議論にどのように加わっていったのかが理解できる1冊。「経済成長を通じた貧困削減」に対する「人権重視」の開発アプローチ、「国家主導のオーナーシップ」に対する「民主的オーナーシップ」等、最近CSOの間から聞かれる様々な言説の背景を理解するにはとてもいい内容。他方で、日本のCSOの関与への言及は少なく、これらの動きに環境系のCSOや民間セクターはどう絡んでくるのかについてもあまり書かれていない点は残念。2014/08/09
-
- 和書
- パソコン・イラスト塾