目次
1 憲法・国際人権法と人権としての社会保障
2 医療保障の課題
3 社会福祉サービスの課題
4 医療・福祉の“にない手”をめぐる問題
5 人権としての社会保障の確立にむけて
6 コラム
著者等紹介
矢嶋里絵[ヤジマリエ]
首都大学東京都市教養学部教授
田中明彦[タナカアキヒコ]
龍谷大学社会学部教授
石田道彦[イシダミチヒコ]
金沢大学人間社会学域法学類教授
高田清恵[タカタキヨエ]
琉球大学法文学部教授
鈴木靜[スズキシズカ]
愛媛大学法文学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ゆう。
4
井上英夫先生の退職記念として出版された論文集です。今日の社会保障法制の到達点が学べるものだと思います。井上先生は、権利としての社会保障から人権としての社会保障への理論的発展を主張されていますが、そこには、具体的に人間の尊厳の尊重と「住み続けられる権利」が主張されています。この論文集では、多くの著者が憲法・国際法からみた社会保障権や医療保障の課題、社会福祉サービスの課題、〈にない手〉をめぐる問題、人権としての社会保障確立に向けて、などを論じています。僕は、人権論を学ぶとても素晴らしい本だと思いました。2014/01/16