歴史に学ぶ刑事訴訟法

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  • サイズ A5判/ページ数 286p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784589035226
  • NDC分類 327.6
  • Cコード C1032

内容説明

憲法的解釈のすすめ。判例のもつ問題点や射程、意義を歴史的・憲法理念的な視点から検証することで、あるべき法解釈にむけての課題を提示する。既存の理念枠組みを批判的に考察することによって、新たな課題を発見し、分析し、解決するための思考法を涵養する。

目次

序章 刑事裁判に対する歴史の警告―真の刑事司法改革のために
第1章 刑事訴訟法の基本原理―歴史の教訓をルール化
第2章 「誰」が冤罪を生み出しているのか?―手続の担い手・関与者
第3章 人質司法、自白偏重捜査―身体拘束と取調べ
第4章 新たな捜査手法の導入と捜査権の拡大―捜索・差押と適正手続
第5章 検察の強大な権限が生まれた背景とその影響―公訴
第6章 有罪推定に基づく公判の形骸化―公判手続と証拠法則
第7章 疑わしいだけで罰される被告人―証拠に基づく事実認定と判決
第8章 誤判の「再生産」―冤罪を救済できない上訴・再審
第9章 刑事手続の「国際化」から見た日本型刑事手続―国際人権と刑事司法
第10章 刑事裁判のパラダイム転換―マイノリティの人権を弁るために

著者等紹介

内田博文[ウチダヒロフミ]
1946年生。京都大学大学院法学研究科修士課程修了。神戸学院大学法科大学院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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