出版社内容情報
兵隊は戦場を歩いて移動し、行く先々で飯を炊いた──真珠湾から半世紀、軍事大国であった当時の日本陸軍をいま振り返ってみると
内容説明
太平洋戦争が始まった年から50年たつ。日本はこの戦争で兵だけで200万人を死なせた。いま時間が、民族の苛酷な記憶を風化させようとしている。日本陸軍の兵隊は、戦線へ足でゆくしかなく、必要な物は現地で調達し、貧弱な兵器で戦い、死んでいったのであった。軍事大国日本とは何だったのか、50年後の世代として考えてみよう。
目次
日米間の圧倒的な国力の違い―総論
第1部 兵隊の生活(内地で)―入隊から出征まで
第2部 兵隊の戦闘(戦地で)―飢えと闘い、武器もなく
第3部 兵隊の戦後(シベリアで)