内容説明
市民主権による平和構築の必要性を訴えるとともにジェンダー平等実現のための課題と展望について熱く語った待望の講演録。代理母・クォータ制・平和的生存権など最新の問題に憲法から切り込む渾身のメッセージ。
目次
第1章 「人権としての平和」と日本国憲法―人権・平和・ジェンダーの相互関係
第2章 憲法政治と平和―問われる市民主権
第3章 二つの憲法観と人権・家族
第4章 「新しい人権」とリプロダクティヴ・ライツ―代理母問題を考える
第5章 ジェンダー平等と多文化共生―憲法から診た男女共同参画の課題
第6章 政治分野のポジティヴ・アクション―クオータ制の合憲性をめぐって
著者等紹介
辻村みよ子[ツジムラミヨコ]
東北大学大学院法学研究科教授。東京生まれ。広島大学付属高等学校・一橋大学法学部卒、同大学院博士課程単位修得後、一橋大学助手、成城大学助教授・教授を経て、現職。併せて東北大学ディスティングイッシュト・プロフェッサー、グローバルCOE「グローバル時代の男女共同参画と多文化共生」拠点リーダー。日本学術会議会員、男女共同参画会議員、日本公法学会理事、ジェンダー法学会理事長等を務める。専門は、憲法学・比較憲法・ジェンダー法学(法学博士)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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