法律文化ベーシック・ブックス
ジェンダー法学入門

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  • サイズ B6判/ページ数 298p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784589033338
  • NDC分類 367.2
  • Cコード C1032

内容説明

「女だから…」「男だから…」その言葉の奥にあるジェンダーバイアス。みんなが当たり前と思っていることも、あきらめていることも、視点を変えたら違う世界が開けてくる。

目次

第1部 ようこそジェンダー法学へ(ジェンダー法学の課題)
第2部 身体と性(女性に対する暴力;セクシュアル・ハラスメント;性的自己決定権の侵害;買売春と人身売買;性と生殖の権利)
第3部 親密圏(婚姻と離婚;家族法改正とその課題;親子関係と生殖医療;親密圏における暴力)
第4部 労働(労働者保護の基本;雇用差別と平等法;法の保護からの排除;差別と排除に抵抗する手段)
第5部 ジェンダー主流化にむけて(人権とジェンダー;ジェンダー主流化)

著者等紹介

三成美保[ミツナリミホ]
摂南大学法学部教授

笹沼朋子[ササヌマトモコ]
愛媛大学法文学部講師

立石直子[タテイシナオコ]
岐阜大学地域科学部准教授

谷田川知恵[ヤタガワトモエ]
東京経済大学ほか非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kenitirokikuti

1
第3次男女共同参画基本計画(2010)の翌年に刊行。いまは第2版があるようだ。ポルノグラフィーについて。70年代以降、「性の自由」から性表現の規制緩和やポルノ鑑賞の自由が進んだ面もあるのはご存知の通り。反ポルノはポルノグラフィーを性暴力とみなすもの。1983年にアメリカでは反ポルノグラフィ公民権条例が定められた。「性別に基づく搾取と従属の制度的行為」。ドウォーキンとマッキノンが起草。86年、最高裁は違憲判決を出す2017/03/19

Meroe

1
お仕事用。先行教科書より「いっそう平易な入門書」をめざして作られたという通り、現代日本の制度面でジェンダーに関する何が問題になっているのか(目次をながめているだけでも)、幅広く目配りよく読みやすく、法律の門外漢にもよくわかる。「司法におけるジェンダー・バイアスをなくしていくためには、裁判官や弁護士、検察官をはじめ、司法に関わる職に就くすべての人が、ジェンダー・バイアスのもたらす影響について学ぶ機会が必要である」(p.124)。歴史的な視点もあり、10年や20年の単位で状況は大きく変わるとあらためて思った。2015/12/09

すのう@中四国読メの会コミュ参加中

0
1つのキーワードを見開きで説明しており、とても見やすく、分かりやすく記してくれていました。条文や判例、資料なども盛り込まれていて、とても勉強になりました。2011/11/26

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