内容説明
「人権論の困難」を踏まえ、原理的に問い直し、再構築の方途を探求する。
目次
第1部 人権の意味を問い直す(人権は何でないか―人権の境界画定と領土保全;人権は誰の権利か―女性の人権と公私の再編;人権は誰に対する権利か―人権保障責任主体の問題;人権は何を要求し得る権利か―人権の規範的効果の再考)
第2部 人権の根拠を問い直す(自然権なしに人権は存在し得るか―自然権理論のメタ倫理学的再構築;功利主義と人権;人間本性論を回避して人権を語り得るか―進化心理学的人権論の可能性;人権は文化超越的価値か―人権の普遍性と文脈依存症)
第3部 人権の場を問い直す(国家は自己の人権侵害能力を凌ぐ人権保障能力を持ち得るか;市場は政治的社会的権力から人権を護る砦となり得るか;人権と共同体―共同体は「他者の人権」に自己を開き得るか;人権はグローバルな正義たり得るか)
著者等紹介
井上達夫[イノウエタツオ]
東京大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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