目次
第1篇 立憲主義と法の支配(国家と憲法;公権力の仕組みと原理;憲法訴訟)
第2篇 平和主義(戦争放棄・戦力不保持・平和的生存権;日米安保条約;国際平和と憲法の平和主義―「力の支配」から「法の支配」へ)
第3篇 基本的人権(人権の原理;個人の尊厳と平等;精神の自由;社会的・経済的権利;手続き的権利)
著者等紹介
元山健[モトヤマケン]
龍谷大学教授
建石真公子[タテイシヒロコ]
法政大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ともすけ
8
初心者でも読めるように纏めてある。芦部憲法は1度説明した箇所は説明しない。そのぶん読む者の理解力を求められるがこちらはその点でも丁寧に書かれている。予備試験や司法試験を目指す人間にはどうだろうか判断がつきかねるが、僕なら野中憲法と併用して使うだろうと思う。判例も豊富に書かれていて考えさせるために設問も用意されていて、かつ参考文献も書かれている。学習をするものにとってはありがたいのではないだろうか。「公共の福祉」「憲法9条解釈」などはわかりやすい。付録として「日本国憲法」「大日本帝国憲法」条文がついている。2015/12/11
モノノ
1
授業の教科書でした。なんてゆーか、結構、綺麗事ばっか並べてますよね、的な印象を受けた。法を論じる上でそうなってしまうことはある程度仕方がないし、法の対象は所謂、善良な国民だから。学説として諸問題を議論する上で重要なことはその権利を受けるべき人が受けることではあるが、少々現実味に欠けるところがあると感じた。2013/10/10