出版社内容情報
規制緩和が進む派遣法に歯止めはかけられないのか。派遣労働関係における使用者責任と労働者の権利を日本とドイツの派遣法の比較を通して考察・検証し、日本のあるべき方向を探る。
内容説明
ドイツ派遣法の考察を通して日本の派遣労働の問題点と派遣法の課題を明らかにする。
目次
第1章 わが国における雇用就労形態の多様化と問題点
第2章 わが国の1999年派遣法改正の特徴―派遣対象業務のポジティブリスト方式からネガティブリスト方式への転換
第3章 わが国の2003年改正派遣法の特徴と問題点
第4章 ドイツ派遣法の改正過程と派遣労働の現状
第5章 ドイツにおける派遣法の弾力化と均等待遇原則
第6章 派遣先事業所における派遣労働者の保護―従業員代表委員会の関与権と選挙権
著者等紹介
大橋範雄[オオハシノリオ]
大阪経済大学経済学部教授。1952年京都市生まれ。1975年愛知大学法経学部法学科卒業。1980‐1981年現DAAD奨学生としてベルリン・フンボルト大学(ベルリン大学)法学部Prof.Joachim Michasのもとに留学。1985年龍谷大学大学院法学研究科博士課程単位取得満期退学。1996年大阪経済大学経済学部助教授。2002年同教授。2002年龍谷大学より博士(法学)号授与(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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