内容説明
ローカル・デモクラシーとは―ローカルという空間に間尺のあったデモクラシーを創造する必要性を問題とした枠組み、多様な担い手が、選挙のときだけではなく、日常的に無意識に繰り返す行為のなかに実現していく性質のもの。市民の政治生活を実現する21世紀的思想の枠組み。デモクラシーの原理をローカルで再構築する。
目次
序 協奏するローカルとデモクラシー―現場主義の思想
第1章 ローカル・デモクラシーの時代―地域という政治的主体
第2章 ローカル・デモクラシーの権力構造―分権型社会という仕組み
第3章 ローカル・デモクラシーの担い手たち―官民公私論の展開
第4章 ローカル・デモクラシーと市民性―ローカル・アクターの倫理
第5章 ローカル・デモクラシーと公共性1―秩序公共性の展開
第6章 ローカル・デモクラシーと公共性2―機能公共性の展開
結 ローカル・デモクラシーの創造―秩序と機能の相補性
著者等紹介
薮野祐三[ヤブノユウゾウ]
九州大学大学院法学研究院教授。専攻は現代政治分析
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