内容説明
本書は、一九八〇年代初頭に始まり、現在に至るまでの間連綿として続けられている行政法上の諸「改革」に関連して、著者が折に触れて公にしてきた論文を中心に編集したものである。
目次
第1編 新自由主義の展開と行政法(新自由主義の展開と行政法の変容;新自由主義的行政改革の論理と問題点―行政改革会議最終報告の批判的検討 ほか)
第2編 民間活力の活用と規制緩和(民活・規制緩和をめぐる行政法上の諸問題;日本における民営化・規制緩和と行政法 ほか)
第3編 行政の公共性の法理論的考察(行政の公共性と法律学の課題;公共性分析の意義と課題 ほか)
第4編 行政の公共性論と行政法学(田中行政法学における「公共の福祉」概念;現代行政の役割と責任―行政法学からの検討)
著者等紹介
晴山一穂[ハレヤマカズホ]
1948年岩手県二戸郡一戸町生まれ。1971年京都大学法学部卒業。1976年京都大学大学院法学研究科博士課程単位取得満期退学。1976年福島大学経済学部助教授。1989年福島大学行政社会学部教授。2001年専修大学法学部教授
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