内容説明
本書は、分権化というグローバルな潮流のもとで、自治体行財政システムが変貌を遂げていこうとする移行期として現段階を捉え、かかる移行期における自治体財政をめぐる諸問題を、ドイツを素材として明らかにすることを課題とする。
目次
序章 分権化の潮流とその枠組み
第1章 市町村財政構造の概要と地方税改革の課題
第2章 自治体間財政調整問題
第3章 自治体行財政の経営主義化―「新制御モデル」をめぐって
第4章 自治体新会計制度
第5章 ドイツ自治体財政における社会扶助費問題
第6章 社会扶助制度改革のゆくえ
終章 分権化と経営主義化
著者等紹介
武田公子[タケダキミコ]
1960年長野県生まれ。1991年京都大学大学院経済学研究科博士後期課程指導認定退学。1996年京都大学博士(経済学)。現在、京都府立大学福祉社会学部助教授
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