内容説明
本書は、民営化をめぐる問題状況のもとで、公共性分析作業を受け継ぎつつ、今日における公共性の確保の方向を明らかにしようとするものである。
目次
第1部 総論―民営化をめぐる行政法理論(行政改革会議最終報告の批判的検討;民営化問題と「規制緩和」;第三セクターによる公の施設の管理について ほか)
第2部 各行政領域における民営化(教育行政における「民間化」論;森林・林業行政と民営化・民間委託;農産物検査の民営化―農業行政領域における民営化 ほか)
第3部 諸外国における民営化の現状と公共性(米国における民営化と政府固有機能;米国連邦食肉安全システム改革における官民役割分担論と公共性の確保;イギリスにおける民営化と規制改革 ほか)
著者等紹介
原野翹[ハラノアキラ]
岡山大学法学部教授
浜川清[ハマカワキヨシ]
法政大学法学部教授
晴山一穂[ハレヤマカズホ]
専修大学法学部教授
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